ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由と、加盟への注意点
こんにちは。
大阪で、行列の出来るラーメン店「人類みな麺類」など、6つのラーメンブランドを運営している松村貴大(@jinrui_mina_men)と申します。
ありがたいことに、ラーメン口コミサイト「ラーメンデータベース」さんでは、全国通算3位を頂いております。(2019年12月時点)
【人類みな麺類】
※2019年12月時点
これからラーメン屋開業を考えている方の中には、「フランチャイズ加盟」を考えられている方も多いでしょう。
そこでこのページでは
- フランチャイズに加盟すると儲かりやすい理由(メリット)
- 加盟するにあたって注意すべきポイント
をまとめてみます。
なお弊社では「ラーメン大戦争」というブランドでFC展開もしております。
そのため『フランチャイズ展開をしてるから、フランチャイズの良い部分しか説明しないのでは?』と懸念される方もいらっしゃると思います。
しかしフランチャイズは双方が納得した上で契約しなければ、いい加減な運営をされて「ブランドの価値」を下げられてしまう可能性があります。
そのため「良い面」だけでなく「悪い面」もしっかりと知って頂く必要があると考えており、ここではすべてを包み隠さずお伝えします。
FCのメリット・デメリットだけでなく、「FCで成功する人・しない人」の違いについても触れております。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由!
『ラーメンフランチャイズは儲かるのか?』との質問に対しては、ズバリ『儲かる』と言えます。
弊社FCブランド「ラーメン大戦争」の加盟者様はしっかり利益が出ておりますし、他社FCでもそれなりの出店数があるブランドにおいては、加盟者様は恐らく儲かっていると思います。
もちろん「立地」「経営手腕」「ロイヤリティ」によっても売上・利益は上下するため一概には言えませんが、全くのラーメン屋初心者が「独自ブランド」で開店するよりは、よっぽど儲かりやすいと思います。
ではなぜラーメンFCは儲かるのか?
7つの理由に分けて解説します。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由①オープン時、オープン後も安定した売上がつくれる
『フランチャイズなんだから当たり前だろ』という点ではありますが、すでに世間から評価されているラーメンを提供できるのは大きな強みです。
その理由としては、ブランドの信頼・実績があることで開店時から集客が見込め、かつ安定した売上となり、運転資金に余裕を持てるからです。
ラーメン業界は「年間3000店舗が新規出店されるが、1年以内に40%が、3年以内に70%が廃業している」と言われている世界。
この「1年以内に40%が廃業」という部分にフォーカスを当ててみると、考えられるのが『思ったより客足が伸びず、資金が枯渇してしまった』という理由によるものです。
オープンしてだいたい2ヶ月間は『新店がオープンした』という情報を聞きつけてお客さんが来てくださいますが、3ヶ月目あたりから下がり始めるのが一般的。
そして徐々に口コミが拡がりはじめ(Googleマイビジネスや食べログ評価の向上含め)、売上は再度向上していきます。
つまり「半年間は赤字になる可能性がある」という前提で開業するべきなのです。
しかし、ラーメンへの情熱が高く『俺のラーメンは美味いから絶対に成功する!』という精神論のもと、ギリギリの資金で開業する方が多いです。
そのため世間に広く認知される前に運転資金が尽き、廃業を余儀なくされてしまうという結果に…。
ちなみに今の時代は「美味しい」のは当たり前。
膨大な「美味しいラーメン屋」の中で、上手く差別化していかなければ生き残れません。
「美味しいのに流行ってない店」がたくさんある中で、ブランドの信頼度から新規オープン時、そしてその後も安定的に集客できる点は、フランチャイズの大きなメリットの一つと言えるでしょう。
なお当然「物件選び」によっても売上は変わりますが、フランチャイズは本部から「物件選びのアドバイス」ももらえますので、自分ひとりで開業するよりは失敗のリスクが減らせます。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由②効率的なオペレーションが組み立てられているので仕込みがラク
基本的にフランチャイズは「ラーメン未経験者」も加盟できる前提で考えられています。
そのため作業オペレーションを出来る限りシンプルにして、未経験者であっても「味ブレ」が起きにくい仕組みが創られています。
ここでラーメン屋の「仕込み」の要素をざっくりと分解してみると、以下の要素があります。
- 製麺
- スープづくり
- 香味油づくり
- かえし(タレ)づくり
- トッピングの準備
上記のうちどこまでを「店で行う」のかは各社の方針によりますが、上記のほとんどがセントラルキッチンで行われ、店舗では「盛り付けるだけ」というフランチャイズも存在します。
そうなると店での「仕込み時間」や「労働量」が減るため、あなたは【営業】に集中する事ができ、お客さんがガッカリしてしまうような【雑な営業】も避けられます。
もちろん「店で仕込む」方が美味しいのは確かですから、各社どこまでをセントラルで行うかはまちまち。
『極力店では何もしたくない!』という方は、「店舗での仕込みはどれくらいあるのか」を事前に確認しておきましょう。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由③余裕を持ち経営を俯瞰できる
飲食店を始めた方が陥りやすいのが「営業が忙しくて経営面を考える時間がない」というもの。
フランチャイズとは言えども「経営者」ですから、常に売上を上げるための「経営」を考える必要があります。
しかし効率化されてない独自ブランドでは「仕込み」や「営業」に精一杯となってしまい、経営を俯瞰して見ることが出来なくなりがち。
その点フランチャイズではオペレーションは効率化されていますし、本部からのサポートもありますので、基本的には「(経営の観点から)顧客満足度を上げること」だけに注力すればOK。
たとえば、
- インスタやツイッターの投稿を増やしてみよう
- Googleマイビジネスへの口コミへ返信しよう
- (許されているのであれば)新しいメニューを開発してみよう
- よりお客さんが喜ぶサービスを考えよう
などなど、本来「経営をしているのなら、時間を作って行うべき当たり前のこと」でも、忙しいと『まぁいいか…』と後回しにしてしまいます。
しかし時間的にも労力的にも余裕が出来れば、精神面も安定して冷静に「事業の分析」を行えるようになりますし、本来やるべきこと(やった方が良いこと)にも手が回ります。
「営業が忙しくて経営を立て直せない」というのは飲食業を始めた方が陥りがちであり、そこをクリアするための「時間的・労力的余裕」が生まれることはメリットとして大きいです。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由④原価を抑えやすい
フランチャイズの場合、個人店舗と比べると店舗数が多いため、本部はメーカーや商社に対して「より低価格での仕入交渉」を行いやすくなります。
いわゆる「スケールメリットを得られる」と言うことです。
※スケールメリット・・・経営規模が大きくなればそれだけ生産性・経済効率が向上すること
「仕入原価」を下げることが出来れば、
- 商品価格を下げて顧客満足度を上げる
- 商品価格は下げずに利益率を上げる
という選択が出来るように。
これは食料価格だけでなく、皿などの備品、その他の什器などにも同じことが言えます。
なお個人で始める場合は、自ら「少しでも安い仕入先を探す」という手間も掛かりますので、その手間が省ける点もFC加盟のメリットです。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由⑤動きやすい店舗設計となっている
売上や利益は、店舗設計の時点で変わります。
たとえば「出来るだけ少ない従業員数で回したい」という場合に、カウンター席数よりテーブル席数を増やしてしまうと、ホールに1人従業員を割り当てないと回らない状況になるため適していません。
また厨房内で言えば、ゆで麺機・フライヤー・餃子焼き機・シンク・ローレンジ(寸胴用の火口)などの配置によって、作業効率は大きく変わります。
ホール・厨房共に最適化された環境があることで、お客様へのスムーズなご案内・商品提供が可能になります。
これが結果的に「顧客満足度の向上」「売上の向上」に繋がるため、店舗設計はめちゃくちゃ大切です。
フランチャイズでは本部側から「設計アドバイス・指示」があるため、個人で立ち上げるよりも確実に無駄が削ぎ落されます。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由⑥加盟者同士の交流が生まれる
各社フランチャイズ本部によって方針は異なりますが、加盟者同士の交流が許可されているブランドも多いです。
フランチャイズ加盟者はもともと「他のフランチャイズ」に加盟していたり、他の事業(飲食問わず)をされているケースが多々あります。
そのため経営に関する様々なノウハウを持っており、それらを共有してもらえることもあります。(あくまでも秘密保持契約に触れない範囲です)
もちろん本部からも「経営ノウハウ」「成功・失敗事例」などは共有されますが、加盟者間の交流の中にも色々な気づきを得られる点はフランチャイズのメリットの一つでしょう。
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由⑦失敗する確率が減る
これはここまで挙げた6つの理由のまとめのようなものですが、これらの要素はすべて「失敗する確率を減らす」ことに繋がります。
たとえば以下の様なお店があった場合、それは一見すると「成功しているお店」です。
- 良い立地に店を構え
- 世間に認められる味をつくり
- いつも行列が出来ており
- どう見ても繁盛している独自ブランドのお店
しかし実体として、ラーメンを作るオペレーションが非常に複雑であり、
- 原価率がかなり高く
- 仕込みが非常に大変で
- ブレが生じるため他人に教えられない
という場合は、売上があっても利益が出にくく、かつ2号店目以降への拡張が非常に困難になります。
なぜなら、以下のような「あまり好ましくない循環」にはまってしまうからです。
- 売上を作らなければ利益が出ない
- だからオーナー自ら現場(仕込み含む)に入る
- そうなると営業中・営業時間外問わず、「経営」を考える時間がない
- その結果、複数店舗の展開どころか、その店舗での利益も大きくならない
実際、『あのお店よくお客さん入ってたのに、閉店しちゃったんだね…』という不思議に感じる経験が、あなたも一度はあるのではないでしょうか?
もちろん『地域の方に愛されればそれで良い』『お客様との会話が楽しく、利益は少なくとも喜んで下さる顔が見れれば満足』という考え方もありますので、上記のケースが一概に「失敗」とは言えません。
ですがここで言いたいことは、どれだけ良い場所で、どれだけ良い味で、どれだけお客様に来て頂いても、「オペレーション」という一要素がマイナス要素であるだけで、利益が生まれにくくなるということ。
これは「オペレーション」以外の要素でも同じことが言えます。
「良い場所に店を構えても、商品に魅力がないから潰れる」というのもよくある失敗。
つまりビジネスは掛け算であり、「成功する要素を加えること」よりも「失敗する要素を排除していくこと」の方が大切ということです。
ラーメンフランチャイズに加盟するという事は、「商品力(味や見た目、コスパなど含む)・オペレーション・立地・集客」というビジネスにおける大切な点において、アドバンテージを得ることとイコールです。
言い換えれば「ビジネスとして失敗しにくい環境」のもと開業できると言えます。
このようにフランチャイズには多くのメリットがありますが、勘違いしてはならないのが「最終的には運営力が問われる」という点。
お客様からの評価は、接客・商品の質(盛り付けや味ブレの有無など)・店の清潔感など、サービス全体を通して下されます。
一人の経営者として『最高の店を創る』という気持ち・行動力がなければ、FC加盟しても失敗するであろうことは肝に銘じておきましょう。
ラーメンフランチャイズへ加盟する際の5つの注意点
続いては、ラーメンフランチャイズに加盟することによる「デメリット」を紹介します。
なお先ほど説明した「メリット」については、基本的に各社間で大きく異なる点はないと思いますが、デメリットについては違いが出てきます。
なぜなら「契約により異なるから」です。
たとえば『オリジナルラーメンを提供してもOK』というFCもあれば、『通常メニュー以外認めない』というFCもあります。
そのため「お店に自分の色も出したい」という方の場合は、後者のFC規約はデメリットとして映るでしょう。
このように各社ごとに規約は異なりますが、ここでは「FC加盟であり得るデメリット」について説明します。
ラーメンフランチャイズ加盟の注意点①加盟金やロイヤリティが掛かる
フランチャイズに加盟する場合、多くの場合で「加盟金」「保証金」「ロイヤリティ」の3つが発生します。
この3つは、ざっくり言えば「ブランド(看板)を使わせてもらうための対価」です。
そのためデメリットと捉えることにやや違和感はありますが、「開業のための初期費用が大きくなる」という点で言えば、デメリットとして捉えられてしまうでしょう。
A.加盟金
「加盟金」が指すものは各社違っており、
- 「加盟という行為そのもの」への費用
- 店舗オープンに必要な諸経費を賄うための費用
の2パターンがあり得ます。
FC加盟では研修費・店舗デザイン料・商標使用料など様々な費用が発生しますが、これら項目をどこまで「加盟金」に含んでいるのかによって、初期費用は異なります。
ちなみに弊社では「加盟行為に対しての費用」は頂いておりませんので「加盟金」としては0円ですが、「店舗オープン監修費」として60万円を頂いております。
そこに研修費や商標使用料など、店舗オープンまでにかかる費用をひとまとめにしています。
ちなみに「加盟そのものに対する費用」が発生するFCの場合は、【初期費用】項目内が「加盟金・研修費・デザイン費…」などという表現になっています。
B.保証金
FC本部に預ける「一時金」のことであり、本部へのロイヤリティ未払いなどがあった場合に、その保証金から支払うことになります。
規約違反があった場合に「違約金」として差し押さえられてしまう場合もあります。
保証金は0円のところもあれば100万円のところもあります。
個人的には初期費用を膨らませるデメリット要素だと考えておりますので、弊社では「保証金」は0円としています。
C.ロイヤリティ
ロイヤリティは「(商標権などの)使用料」のことであり、簡単に言えば「ブランド名を使用する対価」。
この中に「指導料」を含めているFCもあれば、別途「店舗指導費」のような名目で請求するFCもあります。
ロイヤリティは「毎月の売上の〇%」と決めているところが多いですが、その数字はピンキリです。
たとえば「ロイヤリティ0%」と謳いながらも食材原価にマージンを乗せているところもありますし、場合によっては「ロイヤリティ10%」を掲げている場合もあります。
ちなみに弊社では「月間売上の5%、ただし30万円以上は支払う必要なし」としております。
『売上が高くなればなるほどロイヤルティが高くなると、オーナーのやる気が削がれてしまうのでは』という思いから、ロイヤリティ自体に上限を設け、「売上が上れば上がるほどお得になる仕組み」としました。
例として「弊社では~」という説明を入れましたが、各社様々な考えのもと費用設定をしておりますので、色々なFCを比べてみると良いでしょう。
ラーメンフランチャイズ加盟の注意点②独自のメニューを出せない可能性がある
フランチャイズは基本的に「ブランドイメージの統一化」がありますので、「店舗内外装のイメージ」や「メニュー」を統一させます。
そのため『オリジナルメニューを提供したい』と思っても、許可が下りないことが多いです。
その点で言えば、フランチャイズと似たような概念である「暖簾わけ(のれんわけ)」の場合は、メニュー設定は自由であることが多いでしょう。
※のれん分け・・・「従業員」が「その店のオーナー」に認められ、同じブランド名で出店すること。信頼関係が築かれていることもあり、メニュー設定などは自由にさせてもらえることが多い。
なお弊社FCでは「通常メニュー」は固定しておりますが、「店舗限定メニュー」も許可しております。
これはブランド名が「ラーメン大戦争」であるが故に、『加盟店同士が面白い商品を出し合って、良い意味で刺激し合って欲しい』という意味を込めています。
ラーメンフランチャイズ加盟の注意点③テリトリー圏の広さはどれくらいか?
FC各社の考え方により、計画しているであろう出店数は大きく異なります。
1都道府県内に多数の出店をして、その土地における「根強い地域ブランド」を目指しているパターンもあれば、希少性を出して都道府県ごとに数を絞っているパターンもあります。
店舗数が多ければ多いほど「ブランドの認知度」が上がる一方で、近くに別店舗があればそちらに売上が分散されてしまう可能性はあります。
そのため「自分のテリトリー圏(他者が出店できない地域)がどれくらい確保されているのか」は確認しておいた方が良いでしょう。
一方で店舗数を絞っているブランドの場合は、「目的来店が増えやすい」「テリトリー圏が広いため他店に売上を奪われる可能性が低い」というメリットがある一方で、「ブランドの認知度が上がりにくい」というデメリットが存在します。
どちらも一長一短なので、『なぜその方針なのか』を聞いて総合的に考えてみると良いでしょう。
ラーメンフランチャイズ加盟の注意点④他店の悪評によりブランドイメージが低下する
フランチャイズでは「集客力のあるブランド」を掲げて営業できるのがメリットですが、それが時にはマイナスに作用することがあります。
たとえば、他店で「バイトテロ」と呼ばれる「アルバイトによる悪ふざけ」が行われ炎上した場合、その一店舗の行いが「ブランド全体のイメージ」を落としてしまいます。
そのため少なからず売上に影響を受ける可能性はあります。
ただし普段の営業から「お客様の信頼を得る行動」を取れていれば、たとえ他店で問題があったとしても、『〇〇店はヤバそうだけど、〇〇店は大丈夫だな』とお客様からの負のイメージを和らげることは出来るでしょう。
ラーメンフランチャイズ加盟の注意点⑤競合避止による他事業への影響
フランチャイズ契約を結ぶ際には一般的に「競業避止義務」の記載があり、契約期間中や契約期間後に「同種の事業は行えない」という取り決めが含まれている場合があります。
これは本部の方針により異なり、『全然OK』『違う種類のラーメンならOK』『他のラーメンFCへの加盟はNG』『ラーメンに関わることは一切NG』などなど、一概には言えません。
FC加盟で「成功する人」「しない人」の違い
ここまでメリット・デメリットを説明しましたが、どれだけ「強力なブランド」を掲げたとしても、経営への向き合い方がいい加減であれば失敗します。
フランチャイズはよく【高収入・安定収入・低リスク】が謳われますが、たしかに独自ブランドで開業するよりは「安定収入・低リスク」にはなりやすいとは思います。
それはこれまで説明した内容からも、理解して頂けるかと思います。
しかし【高収入】を目指すのであれば、サービス業としてしっかりとした「サービス提供(商品だけでなく接客や清掃など全て含む)」が出来なければなりません。
そこがいい加減であれば【安定収入】も「低い水準での安定収入」になり得ます。
FC加盟で重要なのは「ブランドにぶら下がる」のではなく「本部や他のオーナーと一緒にブランドを創っていく、広げていく」くらいの意気込みを、加盟者として持てるかどうか。
今の時代は良くも悪くも「ネット上の評価」が売上を左右します。
『ブランドがあれば何とかなるっしょ』という考え方では、『やっぱりFCレベルだね』というマイナスな口コミが並びます。
道具(ブランド)を上手く使いこなせるかどうかは、結局は道具の使い手の力量に委ねられます。
本部は最大限サポートしますが、『何とかしてもらえる』という他力本願の方は失敗しますのでご注意を。
まとめ
ラーメンフランチャイズが儲かる7つの理由と、加盟する際に注意しておくべき点について解説しました。
メリット・デメリットは表裏一体であり、何かを得るには何かを失います。
たとえば、FC加盟には「加盟金やロイヤリティの支払い」というデメリットがあります。
そこで『では独自店舗で多くの集客が出来るのか?原価を下げてコスパの良いラーメンを提供できるのか?最適化されたオペレーションを創り出し、杯数を多く出せるのか?』と考えてみましょう。
もしも『加盟金やロイヤリティを支払ってでも、それ以上の見返りがある』と思えるのであれば、そのブランドには加盟するだけの価値があるということでしょう。
本文でも説明した通り、「費用面」や「出店・独自メニューへの考え方」に関しては各社で大きく異なりますので、色々と見比べてみるのが良いでしょう。
【まとめ】FC加盟の7つのメリット
- オープン時はもちろん、オープン後も安定した売上がつくれる
- 効率的なオペレーションが組み立てられているので仕込みがラク
- 時間的・労力的に余裕を持ちやすく、経営を俯瞰できる
- 原価が抑えやすく、商品力が反映される
- 無駄が省かれた動きやすい店舗設計となっている
- 加盟者同士の交流が生まれ、様々なノウハウ交換ができる
- 上記6項目が合わさることで「失敗する確立」が減る
【まとめ】5つの注意点(デメリット)
- 加盟金やロイヤリティが掛かる
- 独自のメニューを出せない可能性がある
- テリトリー圏の広さはどれくらいか?
- 他店の悪評によりブランドイメージが低下する可能性がある
- 競合避止による他事業への影響が考えられる
弊社FCブランドである「ラーメン大戦争」は、大阪で2時間待ちの行列ができる「人類みな麺類」系列として、はじめてのFCブランドです。
ご興味がありましたら、ぜひご覧ください。
以上、本記事がFC加盟において何らかの参考になりましたら幸いです。