レセプションの意味とは?「パーティ」「受付」などの使い分けを解説

レセプションの意味とは?語源や、「パーティ」「受付」などの使い分けを分かりやすく解説

こんにちは。

 

大阪で、行列の出来るラーメン店「人類みな麺類」など、6つのラーメンブランドを運営している松村貴大(@jinrui_mina_men)と申します。

 

お店が新規オープンする際や、ホテルにおいて「レセプション」という言葉が使われます。

 

ではどのような意味があるのか?どれが正しい使い方なのか?

 

言葉の語源を紐解き、レセプションの意味・使い方を分かりやすく解説します。

 

 

 

 

飲食業界にいても頻繁に耳にする「レセプション」という言葉には、実は色んな意味があります。


 

 

 

 

レセプションとは?語源から意味を解説します

レセプションとは英語の「reception」をそのまま発音した言葉であり、そのまま翻訳すると以下の様な意味があります。

 

  • ホテルや美容院などの「受付」
  • 歓迎会
  • おもてなし・接待
  • 受け取る事・受領・受理
  • etc...

 

何となく「受け付ける」という意味があることが分かるかと思います。

 

 

 

語源はラテン語の「recipere」

レセプションの語源は、“取り戻す・受け取る” を意味するラテン語の「recipere」。

 

テニスやバレーボールで使われる「receive(レシーブ)」という言葉もまた、「recipere」が語源になっています。

 

さらに「receipt(レシート)」もまた語源は同じで、“受け取る行為” から「受領」「領収書」の意味となりました。

 

ということで、語源を辿れば「受け取る」ことであり、そこから意味が派生して「受け付ける」「受け入れを歓迎する」という意味を含むようになりました。

 

 

余談ですが、ホテルで使われる「フロント」という言葉は和製英語。

 

海外のホテルでは「フロント」という言葉は通じないため、「reception」もしくは「front desk」を使いましょう。


 

 

 

「レセプション」の日本での使い方を4つ解説!

では日本で使われる「レセプション」の意味を解説しましょう。

 

日本での使われ方①
「受付」または「受付の業務」

ホテルや美容院、美容サロン、レストラン、病院、劇場、会社、結婚披露宴などでは、「受付」に対してレセプションという言葉が使われることがあります。

 

また「受付業務」そのものをレセプションと呼ぶことも。

 

なお「reception(受付)をする人」のことをレセプショニストと言います。

 

使用例

  • このホテルのレセプションはどこにありますか?
  • レセプションの求人をかけよう!

 

 

日本での使われ方②
「歓迎会」または「宴会」

receptionに含まれる「歓迎会」の意味から、「宴会」の意味で使われることも多いです。

 

ただし「宴会」の意味で使われる場合は、「招待状を出して公式に行う催し物」の事を指します。

 

なお、たとえば結婚式で『レセプションにお集まりください』と言われた時に、「受付」に集まるのか「宴会場」に集まるのかが分かりません。

 

そのため「パーティ・歓迎会」や「場所」を示すときは、以下の様な言葉が使われることもあります。

 

  • レセプションパーティ

    ⇒パーティ・歓迎会であることを明示する言葉

  • レセプションホール(ルーム)

    ⇒訪問客・来賓客をもてなす部屋の事

 

使用例

  • 昨日参加したレセプションはすごく盛り上がっていた!
  • お客様をレセプションホールへと案内して下さい。

 

 

 

日本での使われ方③
「結婚披露宴」

“結婚披露宴” を英語で表現すると「Wedding Reception(ウェディング レセプション)」。

 

日本においても、結婚披露宴は「ウェディングレセプション」と表現されています。

 

一方で “挙式” のことを「Wedding Ceremony(ウェディング セレモニー)」と言います。

 

なお “二次会” は「Wedding Party」と表されますが、披露宴(レセプション)との違いは「正式な催しもの」か「カジュアルなパーティ」なのかの違いです。

 

 

日本での使われ方④
「新装オープンパーティ」

お店・施設などが新しくオープンした時や、リニューアルオープンした際に、関係業者や友人などを招いて行うパーティを「オープニングレセプション」と言います。

 

オープニングレセプションは「お披露目の場」のようなイメージであり、開業までにお世話になった方など限られた人だけを招待します。

 

「感謝を伝える場」「“今後もご支援をお願いします” という気持ちを伝える場」でもあります。

 

なお、不特定の人(一般客)を相手に本番さながらのリハーサルをする場が「プレオープン」です。

 

ただしプレオープンの場合でも、知人など限られた人に限定して呼ぶ場合も多く、その場合のプレオープンは「オープニングレセプション」と近い意味になる事もあります。

 

使用例

  • 本日はオープニングレセプションへお越し頂きまして、誠にありがとうございます。

 

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まとめ

レセプションの意味と語源、日本での使われ方について解説しました。

 

なお、お店の開店時に使われる「レセプション」と「プレオープン」は混在されやすいため、しっかりと違いを認識しておきましょう。

 

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