ノマドワーカーの意味とは?持ち物・職種・適した場所・必要スキルまとめ

ノマドワーカーの意味とは?持ち物・職種・適した場所・必要スキルまとめ
【47人にアンケートを実施!】

こんにちは。

 

大阪で、行列の出来るラーメン店「人類みな麺類」など、6つのラーメンブランドを運営している松村貴大(@jinrui_mina_men)と申します。

 

私は大阪や東京でラーメン店を営みながらも、働き方としては「ノマドワーカー」です。

 

では「ノマド」「ノマドワーカー」とは何なのか?

 

このページでは「フリーランスとの違い」や、一見自由に見えて憧れる人も多い「ノマドの実態」を分かりやすく解説していきます。

 

 

 

 

実際に「47人のノマドワーカー」へアンケートを実施して「リアルな声」を集めました。

 

「ノマドワーク」に憧れる方は、メリット・デメリットを抑えておきましょう。


 

 

 

 

「ノマド」「ノマドワーカー」とは?意味や語源を解説します

ノマドワーカーとは、英語で「遊牧民」を意味する「ノマド(nomad)」と「労働者(worker)」を組み合わせた言葉。

 

遊牧民は季節の変化とともに、牧草地帯を移動しながら生活する民族です。

 

この「移動しながら生活する」という部分から派生して、「時間や場所に囚われずに働く人(働き方)」の意味で使われるようになりました。

 

ちなみに「ノマド」と略して言われることもあります。

 

 

 

 

具体的に言うと、パソコン・タブレット端末・スマホなどを持ち歩いて、拠点となるオフィス以外の様々な場所で仕事をする人を指します。

 

たとえば私はラーメン屋経営をしていますが、店舗に立つことはほとんど無く、大部分はカフェ・ホテル・車中などで「タブレット」や「ノートPC」を使って仕事をしています。

 

本社で仕事をすることもほとんどありません。

 

つまり働き方としては「ノマドワーカー」と言えます。

 

ここで中には『ノマドって雇われずに生きることじゃないの?』という疑問を持つ方もいらっしゃると思いますが、それは「フリーランス」と混在して考える方が多いからです。

 

 

 

 

「フリーランス」とは何が違うのか?

では「フリーランス」と何が違うのかと言うと、

 

  • フリーランス:働き方が自由
  • ノマドワーカー:働く場所・働く時間が自由

 

という違いです。

 

フリーランスは仕事を受ける際に「雇用関係」になるのではなく、発注元(法人や個人事業主)と「仕事ごとの契約」を結びます

 

 

 

 

たとえば「4コマ漫画10ページ分を3万円で受注する」「webサイトの構築を受注する」など。

 

契約は「仕事単位」や「年単位」など、契約期間は違えど「受注先との雇用関係は無い」というのがフリーランスです。

 

この「フリーランス」にはノマドワーカーが多いですが、私のように「会社経営者だけどノマドワーカーの人」もいます。

 

さらに新型コロナの影響によってテレワークが増えていますが、中には「企業に雇われながらもカフェなどで好きな時間に伸び伸びと仕事をしている人」もいるでしょう。

 

そういった人たちも含めて「ノマドワーカー」と言います。

 

そのため「ノマドワーカー=フリーランス」とは限らないのです。

 

 

中には『ノマドワーカーは“雇われずに自由に動き回って仕事をしている人”』と言う人もいますが、そうではありません。

 

ITの普及により「雇われない働き方」が身近になり、結果的に「雇われていない人」がノマドワーカーとして多いだけです。


 

 

 

 

ノマドワーカーとして働くための「持ち物」は?

ノマドワーカーとして働くための必需品を6つ紹介しましょう。

 

ノマドワーカーの持ち物
1.ノートパソコン

なるべく軽く、バッテリーの持ちの良い物がオススメ。

 

さらにそのパソコンを使って「クリエイティブな仕事」をするであればスペックの高いPCを用意しましょう。CPUやメモリの大きさには要注意。

 

さらにこの後説明する「モバイルルーター」を持ち運ぶ必要がなくなるため、「LTE対応モデル」であればサイコーです。

 

LTE対応モデルであれば「SIMカード」を挿入できるため、wifiの有無を気にせずどこでも通信できます。

 

なお、普通のノートPCに外付けでSIMカード接続する「USBドングル」と呼ばれる商品もあります。

 

 

ノマドワーカーの持ち物
2.タブレット端末

最近はiPadやSurfaceといった「タブレット端末」を「ノートPC」代わりにしている方も多いですよね。

 

LTE対応モデルにすればwifiを気にする必要がありませんし、さらにタッチパネルで直感的に操作しやすく、後で紹介する「外付けマウス」は不要でしょう。

 

ペンシル対応のタブレットであれば、メモ書きやスケッチなどもスムーズ。

 

ちなみに私も使っているiPad用のマジックキーボードには「タッチパッド」が搭載されました。

 

 

タブレット端末ではありますが、もはや「タッチパネル付きのノートPC」です。

 

 

ノマドワーカーの持ち物
3.モバイルルーター

カフェやコワーキングスペースでは「フリーwifi」が使えることが多いですが、時間制限のほか、セキュリティの観点からも自前の「wifiルータ」を持つことをオススメします。

 

ただしwifiルータがなくとも、「スマホのテザリング」や上で挙げた「LTE対応のパソコン」があれば仕事は出来ます。

 

 

ノマドワーカーの持ち物
4.充電器および予備バッテリー

カフェやハンバーガーチェーンなどではコンセントが設置されていることが多く、荷物が重くなりますが出来る限り充電器は持ち運びましょう。

 

 

ノマドワーカーの持ち物
5.モバイルモニター

ノートPCにUSB接続で手軽にモニターを外付け可能に。
がっつり仕事をするのであれば2面モニターがあると捗ります。

 

 

ノマドワーカーの持ち物
6.ワイヤレスキーボードやマウス

タッチパッドのあるノートPCに慣れている方は良いのですが、ワイヤレスのキーボードやマウスを使った方が捗る方も多いでしょう。

 

 

 

 

ノマドワーカーとして働いている人の「職種」とは?

ノマドワーカーとして働いている方は、どのような仕事をしているのか?

 

「47人の回答」も参考にしながら紹介しましょう。

 

なお一つの仕事だけを行っている方もいらっしゃれば、「ライター業とデザイナー」という掛け持ちをしている方もたくさんいらっしゃいます。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
1.ライター(31人/47人)

今回のアンケートで圧倒的に多かったのが「ライター業」。

 

なんと47人中31人がライティング業務を行っていました。

 

ただし「ライター」と一口に言ってもジャンルは幅広く、以下のように様々です。

 

  • コピーライター
  • webライター
  • ゴーストライター
  • ルポライター
  • etc...

 

webサイトに関する記事を書く仕事(webライター)では無くとも、仕事のほとんどはクラウドソーシングサービスやメールなどいわゆる「オンライン」で完結します。

 

もちろん時には「対面」や「テレビ電話」を使う必要も出てくると思いますが、基本はパソコンに向かう仕事なので「ノマド」に向いていると言えるでしょう。

 

あなたが記事を書けるだけの専門的な知識をお持ちであれば、一度チャレンジしてみるのもアリ。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
2.デザイナー・イラストレーター(13人/47人)

webデザイナーやチラシのデザイナー、ファッションデザイナー、インテリアデザイナー、イラストレーターなど幅広く存在します。

 

最近はiPadを使ってデザインする方も増えました。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
3.リサーチ・データ入力(10人/47人)

たとえば『指定する100個のサイトの情報をExcelシートにコピペして下さい』など、基本的には単純な情報処理をします。

 

特別な知識が必要ないことが多く、「子育て中の方」や「隙間時間に少し仕事をしたい方」などに向いています。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
4.エンジニア(8人/47人)

「アプリを作るエンジニア」や「webサイトのコーディング」など、【エンジニア】と言っても幅広く存在します。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
5.翻訳(7人/47人)

Youtubeの字幕を翻訳したり、英語の記事を日本語にしたり。
その他、海外ショップへのメール対応の仕事などもあります。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
6.映像(動画)編集(4人/47人)

Youtubeの普及により動画編集者の需要も爆発的に増えています。

 

動画編集の場合はハイスペックなPCが求められ初期投資が高くなりますが、需要が大きいのでスキルを身に付けるとしばらくは仕事に困らないでしょう。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
7.ブロガー(3人/47人)

自分の「趣味・詳しいジャンル」について情報発信しつつ、「広告収益」を得るビジネス。

 

Youtuberは「動画」投稿で収益を得ていますが、ブロガーは「記事」投稿で収益を得ています。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
8.トレーダー(2人/47人)

株取引やFXなどのトレーダーも、ノマドで行う方がいらっしゃいます。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
9.オンライン占い(1人/47人)

ビデオ通話での占いは場所が限られると思いますが、画面越しでの占いが可能。

 

また画面越しの対面ではなく、占い結果だけをメールなどでやりとりする形式であれば、ノマドでも対応しやすいですね。

 

 

ノマドワーカーの職種は?
10.楽曲づくり・提供(1人/47人)

ミュージシャンが演奏する曲や、映画・ゲームに使われるBGMなどを作り、提供する仕事。

 

「印税」や「1本あたりの報酬」などで収益を得ています。

 

 

 

今回は47人の回答をもとに紹介しました。

 

上で挙がっていないものとして、音声を文字として打ち込む「文字起こし」や、社長や経営者の補佐業務(メール対応や資料作成)を請け負う「在宅秘書」などの仕事もあります。


 

 

 

 

ノマドワーカーになるには?どうやって仕事を見つけるのか?

では実際にノマドワーカーになるために、どのように仕事を見つければ良いのか。

 

47人のノマドワーカーによる「仕事の見つけ方」を紹介しましょう。

 

 

ノマドワーカーの「仕事の見つけ方」
1.クラウドソーシングサービス(40人/47人)

もはや「ノマドワーカーの常識」とも言えるのが「クラウドソーシングサービス」です。

 

ネット上で簡単に「仕事の発注・受注」を行えるもので、今回の「47人の方へ実施したアンケート」もクラウドソーシングサービスを使って募集を掛けました。

 

サービス利用時には発注者もしくは受注者に「手数料」が掛かりますが、様々な仕事が見つかるのでノマドワーカーには必須。

 

有名なサイトとしては以下のとおり。

 

 

基本的には「ランサーズ」に登録しておけば間違いありません。

 

なおクライアントとの馬が合えば、その後継続して受注できることも多いです。

 

 

ノマドワーカーの「仕事の見つけ方」
2.知人からの紹介(13人/47人)

もともとの知り合いだけでなく、SNSのオフ会で知り合った人からの紹介も多いです。

 

オフラインでの知り合いは、オンラインだけの繋がりよりも「信頼」がありますので、「単発の仕事」だけでなく「継続的な仕事」を得られることも。

 

 

ノマドワーカーの「仕事の見つけ方」
3.前職からの委託(10人/47人)

たとえば元々「webサイト構築をする会社」で働いていた人が、独立後に「コーディングの部分だけ委託される」などがあります。

 

会社側としても「能力・実績」を把握していますし、信頼関係も構築できているため、初見の人に依頼するよりも煩わしさが少なくスムーズです。

 

 

ノマドワーカーの「仕事の見つけ方」
4.ブログやSNS媒体での営業(6人/47人)

ブログ・ツイッター・Youtubeなどを使ってポートフォリオ(履歴や能力を伝えるもの)をアピールして、仕事を受注します。

 

たとえばYoutubeで「動画編集の方法」を発信している場合には、以下のような流れが想定できます。

 

  1. 『自分で動画編集をしてみよう!』と視聴者が動画を見る
  2. 『想像以上に難しいし手間が掛かりそう・・・センスも必要だなぁ』と、自分で動画編集することにハードルを感じる
  3. 『それならば、この人に任せた方が楽だしオシャレに仕上がりそう!』と、仕事を発注してくれる

 

 

ブログでも「ライティング方法」や「イラストの描き方」「デザインの書き方」などを発信しつつ、そこに「作品」を載せておけば受注に繋がります。

 

なお一つの媒体に絞らず、「ブログ+ツイッター」など集客媒体を掛け合わせると目に留まる機会も増えるでしょう。

 

 

ノマドワーカーの「仕事の見つけ方」
5.イベント・交流会などに出向く(3人/47人)

たとえばブロガーであれば「ブロガー同士のオフ会」があります。

 

そこに「イラストレーター兼ブロガー」として参加すれば、『サイトにイラストを挿し込みたい』と考えているブロガーに出会える可能性があります。

 

もちろん前提として「ブロガー」である必要はありますが、そこは「イラストのポートフォリオ」さえ持っていれば、あとは何とでも言えるでしょう。

 

また「“これから起業しよう!”という方が集まるオフ会」に出向いて『webサイト構築をしています』と伝えれば、『おお!コーポレートサイト作ってもらえませんか?』等と依頼を受けることが可能。

 

質の高いサイトを作れば、今後は「その方の知人」を紹介してもらって同様にwebサイト構築の仕事が取れるかもしれません。

 

 

仕事の取り方は色々ありますが、もっとも手っ取り早いのは「クラウドソーシングサービス」でしょう。

 

なぜなら「仕事を発注したい・受注したい」という需給をマッチさせる場なので、必然的に仕事が集まるからです。

 

サービスサイトに「手数料」を取られますが、発注側・受注側どちらが負担するのかは交渉次第ですので、上手く利用しましょう。


 

 

 

 

ノマドワーカーが主に働いている場所はどこ?

続いては「ノマドワーカーが働く場所」について。
こちらも「47人の回答」も参考にしながら紹介しましょう。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
1.カフェ(38人/47人)

「ノマドワーカー=カフェで仕事」というイメージを強く持たれている通り、実際にアンケート結果からも最も利用率が高い場所です。

 

利用されている理由は以下の通り。

 

  • wifiがある
  • トイレがある
  • 飲み物が買える
  • 適度な騒音が集中力をアップさせる

 

デメリットとしては、「一人で行く場合にはトイレに立つ時のセキュリティ面が不安」という声が多かったです。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
2.コワーキングスペース(15人/47人)

コワーキングスペースとは、「作業スペースや会議室、打合せスペースなどを共同利用できる場所」です。

 

フリーアドレスでどこでも自由に使えるタイプと、契約して自分専用の固定席を持てるタイプがあります。

 

セキュリティ面はカフェよりは安全だと思いますが、基本的にはどの席でもコンセントが使えるので、軽装であればトイレに行くにしても持ち歩くのが良いでしょう。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
3.ファストフード店・ファミレス・フードコート(9人/47人)

ファストフード店には電源が用意されていることも多いですね。

 

ノマドにとって快適な環境ですが、ピーク時間は『邪魔だなぁ』という顔で見られることもありますので、利用率の低い時間帯に使うのがオススメ。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
4.インターネットカフェ(6人/47人)

周りの騒音が気になる方はインターネットカフェを使うのもあり。

 

飲み物もセルフで無料で飲めるので、長く滞在するのであれば通常のカフェよりもコスパは良いと言えます。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
5.公園(5人/47人)

公園のベンチで仕事をしている方も多いです。

 

PCでの仕事はついつい室内にこもりがちですが、自然光を浴びながら健康的に仕事をしてみるのもアリですね。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
6.車の中(3人/47人)

人目が一切気にならない「車の中」で仕事をされている方も。

 

「シガーソケット」からパソコンの充電も出来るため、バッテリーの心配も無し。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
7.図書館(2人/47人)

夏の暑さや冬の寒さを考えると、『カフェで仕事をしたい』という方も多いと思いますが、毎日通うとなると費用が嵩んでしまいます。

 

そこでオススメなのが「図書館」。

 

図書館にもよりますが、wifiや電源が用意されている所もありますので「無料かつ快適な場所」を求めるのであれば図書館はアリでしょう。

 

 

ノマドワーカーの「働く場所」は?
8.オフィス街のオープンスペース(1人/47人)

オフィス街には自由に使える「オープンスペース」があります。

 

ランチをしたり談笑をしたり、読書をしたりと人それぞれですが、ノートPCがあれば仕事をすることも可能です。

 

 

 

ノマドワーカーの良いところは「好きな場所で働けること」です。

 

そのため働く場所を一か所に定めず、気分転換に色々な場所で働く人が多いです。


 

 

 

 

ノマドワーカーに求められる「スキル」とは?

ノマドワーカーとして働く上で、どのようなスキルがあると良いのか。

 

こちらも47人からの「リアルな声」を紹介しましょう。

 

※大前提として多くの方は「ノマドワーカー兼フリーランス」であることから、「フリーランスとして必要なスキル」に答えが偏っています

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
1.自己管理能力(24人/47人)

もっとも多くの回答が集まったのが「自分を律する能力」です。

 

自由にできるということは「自分次第で良くも悪くもなる」という言うこと。

 

納期に間に合うように自分で仕事を受注するため、タスク管理能力は必須です。

 

さらに監視する人間や定期的にチェックをしてくれる人間がいないため、サボってしまったり、そもそも「質」が低くてもそれを是正してくれる相手がいません。

 

納期内に納品して信頼を得ることはもちろんのこと、「質」も重視しつつ「プライベートの時間」も確保できるよう計画的に働く必要があります。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
2.交渉力(14人/47人)

「個人」だと「法人」からは舐められがちなので、実績やクオリティを盾に、「譲るところ」と「譲らないところ」をきっちり守って交渉する能力は必要。

 

そのためにも「クライアントに“自分の強味”を的確に伝えられる表現力の豊富さ」を兼ね揃えておくと良いです。

 

なお、同時に「“低単価の仕事”を見切る能力」も必要でしょう。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
3.コミュニケーション能力(10人/47人)

ネットを通して仕事を受注する場合、少ないコミュニケーションで発注者の要望や意図を読み取る「理解力」と「想像力」が必要。

 

また、全く前提知識の異なる初心者の方にもわかりやすく内容を説明する能力も必要でしょう。

 

「画面越し」「ネット上のやりとり」がメインだからこそ、「オフライン」以上に高度なものが求められています。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
4.スピード感や対応力(8人/47人)

信頼・信用を得るためには、「原稿をすぐ上げる」「電話はいつでも取る」「メールはすぐ返す」などスピーディーな対応力が必要。

 

もちろん「仕事の丁寧さ」「質」も疎かにしてはいけません。

 

またどんな状況でもなるべく相手の要望に答えられるように、「柔軟な対応力」も兼ね備えるべきです。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
5.多彩な知識(5人/47人)

幅広い「趣味・知識」があると対応できる仕事の幅も増えます。

 

そのため普段から色んな情報に触れつつも、「自分に必要なものを取り入れる能力」は必須。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
6.どんな場所でも仕事に集中できる能力(3人/47人)

一つ目の「自己管理能力」に含まれるかもしれませんが分けました。

 

環境にとらわれず、時間給を高めるために「効率的」かつ「地味な作業にも真面目に同じペースでこなす」必要があります。

 

さらにいつも仕事があるとは限らない中、生き残るために逆境だと感じても「淡々とやるべきことをこなす力」も要します。

 

 

ノマドワーカーに求められるスキル
7.行動力(1人/47人)

交遊関係から仕事に繋がる可能性もあるため、フットワーク軽くいろいろなイベントに顔を出すなど「人間関係のコネクション構築」のための行動力も必要です。

 

 

 

 

ノマドワーカーの「年収」はどれくらいなのか?

冒頭でも説明のとおり「ノマドワーカー=フリーランス」ではありませんが、実態としては「ノマドワーカーにはフリーランスが多い」です。

 

そのため以下の結果は、「フリーランスの年収」とも言えるかもしれません。

 

「ノマド形式でこなしている仕事」に対する年収を教えて下さい
  • ~200万円(38人:比率81%)
  • 201~300万円(4人:比率8.5%)
  • 301~500万円(3人:比率6.3%)
  • 501~700万円(1人:比率2%)
  • 701~1000万円(0人)
  • 1001万円~(1人:比率2%)

 

(回答者数:47人)

 

 

なんと80%の方は「~200万円」という結果になりました。

 

しかし、あくまでも質問は「ノマド形式でこなしている仕事に対する年収」としているため、「家でしている作業」や「本業」が別にある方もいらっしゃると思います。

 

上の数字と「フリーランスの年収」がイコールになるとは限りませんので、一つの目安として参考にして下さい。


 

 

 

 

ノマドワークによるメリット・デメリットまとめ

ノマドワーカーが感じているメリット・デメリットをまとめました。

 

※大前提として多くの方は「ノマドワーカー兼フリーランス」であることから、「フリーランスのメリット」も多く見られます

 

 

メリット

  • 雇われていないので上下関係や人間関係の煩わしさが無い
  • 自分の実力で道が切り開ける
  • 1日同じ風景を見ているのが苦手な人手も、場所を変えて気分転換できる
  • 時間や場所に縛られずに仕事ができるため、時間を有意義に使える
  • 服装を気にしなくて良い
  • パソコン一つでどこでも仕事できる
  • 音楽を聞きながら作業可能な点は、一般の会社勤めでは実現できない
  • 海外にいても仕事を続けられる
  • プライベートに仕事を合わせられる
  • コロナ禍のような状況になっても、能力があればいくらでも仕事が取れる

 

 

デメリット

  • コミュニケーション力が必要とされるが、基本が「文字ベース」でのやりとりなので自分の言いたいことを伝えたり、価格交渉が少々大変に思う
  • コワーキングスペースもカフェも、混んでいると作業ができない
  • カフェの場合に「背後の人に画面を見られてないか」や「トイレに席を立つ時にPCを持っていかなければならない」というセキュリティ面や手間がある。お客さんの情報がPCに入っているためセキュリティには一段と気を遣う
  • 「収入」の面でも「クライアントへの責任」の面でも、自分以外にバックアップがないため、おちおちケガしたり病気になれないという緊張感がある
  • 注意してくれる人や叱ってくれる人がいないため、意識しないと自分を高められない
  • 誰とも会わずに1日が過ぎることが多く、リアルの人間関係が希薄になり過ぎる
  • 困った時に相談する相手が少ない
  • 報酬未払いや遅延などのリスクがある
  • 社会的な信用度が低く、不審に思われたり仕事の説明が面倒に感じる
  • ネット環境の悪いカフェでは、仕事が捗らずイライラする
  • 周りの人の話声が大きく集中できない時がある
  • 一貫してわかりやすいキャリアが作りにくい
  • 収入がとにかく安定しない
  • 区切りなくいつまでも仕事をしてしまう

 

 

メリットとデメリットは表裏一体ですね。

 

なお上記には「ノマドワーカーとしてのメリット・デメリット」「フリーランスとしてのメリット・デメリット」が混在していますが、2つは近しい関係にありますので、おおよそ「以上の通りのメリデメが存在する」と考えておきましょう。


 

 

 

 

まとめ

ノマドワーカーの意味や持ち物や職種、なり方、働く場所、必要なスキル、年収などを解説しました。

 

なお「個人事業主とフリーランスの違い」や「個人事業主のなり方」についてもまとめていますので、興味がありましたらどうぞ。

 

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